そろそろ本気で終わりが見えてきたので少しでも繋がりを大切にしようと願う性騎士のブログです!
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~遠い未来の適当なお話~

超寿命化が進み人口が増え続け、CO2削減に失敗した人類。

各国が資源の奪い合いを行い、核が世界中を飛び回っていた。

陸地が形を変え続け、世界地図は存在価値がなくなった。


それから300年・・・


やがて空は黒い雲で覆われ、人類は滅亡の時を迎えようとしている。


そんな中でも生き残った人間は木や土を食べ、地球を美化すべく

力を合わせて生きていた。


とある集落。

他に集落があるかは分からない。

もしかしたら最後の生き残りかもしれない。

言葉はあれど石器時代のような生活をしている我々の子孫達。

100人程の人間が集まって暮らしていた。


今日も男達は灰色の森へ、狩りへ出かけていく。

名前も分からない動物を捕らえ、皮を剥ぎ・肉を切り集落へ持って帰る。

女達はそれらを加工し、衣類や食料として使った。

頻繁に食中毒を起こすが、抗う術はなかった。

それでも必死で生きるしかないのだった。


とある日、女王を名乗る女の声が世界中に響いた。

良い声だった。

あwwいやいやw

恐ろしい事を言っていた。


~もう希望は捨てて無に帰ろう。辛い思いはしなくていい。

 毎日、息をしてる人を殺していきます。私は女王メアです~


良い声だった。

あwwいやいやw

とんでもない事を言っている。


集落の連中は特に気にしていなかった。



翌日、集落のリーダー格であるカイエンが死んでいた。

胴にぽっかりと穴を開けて倒れていたのだ。手には剣を持っている。

集落の人々は落胆した。


本当に女王メアがやったのだろうか。

だが、集落で一番の剣の腕を持つカイエンである。

人間ではまずカイエンを殺すことは不可能である。

質素ながらカイエンの葬儀の準備をするも、

良い声の・・・甲高い笑い声と共に雷が落ち

カイエンの亡骸を燃やした。

集落は静まり返っていった。


翌日、朝から集落は騒がしかった。

集落の入り口にある見張り台から、城が見えるという。

話を聞きつけたタマ(22歳オス)は、見張り台へ登った。

ピンクな感じのゴージャスな感じの悪趣味な城が建っていた。

昨日、タマは見張り役だった。

1km程先の高台は、その裏からうっすらと見える太陽を出し

その太陽を見るのが、タマは好きだった。

昨日も高台を見てうっとりしていたのだ。

なのに、今は高台の上に変な城が建っている。

「なんなんだ?」

集落の人々は口々に騒いでいた。

しかし騒いだところで何も分からない。


タマはずっと城を見ていた。

すると、城から何かの影が飛び出した。

と、一瞬でタマの隣を横切った。

振り返ると、集落が火の海になっていた。

黒い影を目で追ったがもう見えなかった。

一体なんだったんだ・・・

しばらく呆然としていたが、それどころではない。

タマは慌てて消火活動に参加した。




人が沢山燃えた。

マギばあさんや、スローボのおっさんも燃えた。

異様な臭いと光景に生き残った数十人は身を寄せ合って

ただただ震えた。



翌朝、タマは数人の仲間と近くの湖に浸かっていた。

体に染み付いた臭いを消したかった。

集落へ帰る途中、タマは昨日の城から出てきた影を思い出していた。

あの影は女王メアなのではないか・・・

カイエンを殺したのも女王メアではないだろうか・・・



集落へ着いた時、タマは特に親しい仲間を隠れ家に集めて話しを始めた。

洞穴に10畳程の布を敷いただけの粗末な隠れ家だが、

狩りのない時は、タマ達はここに集まって夢などを語った。

城から出てきた影について話すと、レーメン(24歳オス)が言った。

「城に行ってみよう!」

不安はあったが、確かに調べる価値はありそうだった。

他の仲間も同意してくれた。

最年長のボボが「道具を用意してくるよ」と、

駆け足で去っていった。

ちょっと悔しいんだけど、ボボが歩くと鈴の音がする。

やがて鈴の音は聞こえなくなった。

代々、武器や防具を作ってきた職人家系なのだ。



しかし、ボボは帰ってこなかった。



夕暮れになり、洞窟内も暗くなり、腹を空かせた皆を見かねて

何か食べれる物でも取ってこようと洞穴を出たチェリー(?歳メス)が悲鳴を上げた。

タマ達が慌てて外へ出ると、ボボが血まみれで立っていた。

ボボの足元には武具が散乱していた。

よく見るとボボの胴体に穴が開いていて、後ろの景色が見えた。

「ボボ!」

タマが声を掛けると、血まみれのボボの口元が動いた・・気がした。

同時にボボは倒れた。

血まみれでありながらボボだと分かった証拠に、

腕に緑の布が巻いてあった。





昔、ボボが「チェリーにもらったんだ!」とタマに自慢していた。

4隅に鈴の付いた綺麗な緑色の布だった。


「ボボ・・・」


チェリーが呟いた。







風も吹かないのに鈴が鳴った―――








テヌルー(24?歳オス)は散乱した武具を拾い集めていた。

「ほら、皆も手伝えよ。せっかくボボが持ってきてくれたんだ」

声は震えていた。


絶対に許せない・・・

タマはいかにも重そうな大鎌を拾い上げた。

ボボの血で赤く染まった大鎌。



誰も、何も言う事無く、タマ達は城へと向かった。




高台の手前まで来たタマ達は立ちすくんだ。

タマはいつも高台を見ていたが、いざ目の前にしてみると300m

くらいの高さがあった。とても登れそうにない。

周り込んでもみたが、確実に人の足では登れそうになかった。

やがて夜も更け、不気味な静けさがタマ達を襲った。

皆は力付き座り込んでいたが、ボボの事を思い出す内に眠っていた。


「メェエエエン!」



突然、レーメンの叫び声が聞こえた。うるさかった。

皆が目を覚ますと、辺りは黒い影に包まれていた。

「なんだこれ・・・」

テヌルーが影を剣で突くと、剣が突いた先から腐りだした。

「うおお」

慌てて剣を放し、倒れこんだ。

その光景を見ていた皆はただ影を見つめていた。


すると、影の一部が桃色に変わった。

そこから人が出てきた。女だ。

年は20代くらいだろうか、長い髪は逆立ち、目つきが鋭い。

何故か左の頬が腫れている。親知らずでも抜いたのだろうか。

「私は女王メア。何をしにきた?ビチグソども」

ビックリして誰も口を利けない・・・

「喋れ!」

さらに目つきが鋭くなった。

ますます声が出なくなっていた。


「・・・・・・チーン」

そう言うと女王メアは右手を振りかざした。

瞬間、レーメンの体が炎に包まれた。

「ウァァァ、焼きレーメンンンン・・・」

女王メアはニヤニヤと笑っている。

チェリーは燃えるレーメンを助けようと、手でレーメンの体を叩くが

消せなかった。

テヌルーは背中の大剣を構え、女王メアに向かっていった。

女王メアもテヌルーに向きなおすが、テヌルーは速かった。

横に一閃、大剣が女王メアの胴体を2つに割った。

次の瞬間、黒い霧は晴れ、レーメンを包んでいた炎も消えた。



「レーメン!」

タマがレーメンに駆け寄ったが、虫の息だった。

「やっ・・・た・・の・・か?・・・・」

レーメンが言うとテヌルーは「おう!」と返事をする。

またテヌルーの声は震えている。

皆はレーメンの所に集まった。

「ごめん・・・ちょっと・・・・・・・眠るわ・・・・・」

レーメンは必死に言葉を出した。

最後に・・・黒い雲で覆われた空を眺めるレーメン。

すると、レーメンが空の一点を睨んだ。

皆が見上げると、女王メアが浮いている。


「慈悲、消えたじゃない!!!!!!!」

怒りを顕にする眼光、黄色いオーラが出ている。

女王メアは両手を振り上げ、何かを叫んでいる。

刹那、空から赤く燃える岩が高速で降ってきた!

女王メアの体をすり抜けたその岩はテヌルーの胴体に直撃した。

同時に凄まじい爆炎と衝撃が皆を襲った。

女王メアの声だろうか・・・

高らかに笑いを浮かべている。


煙が全て消え去った頃、女王メアは地上に降りた。


何も無い。

テヌルーの立っていたであろう位置から半径50m程・・

何も無かった。

「メアに歯向かうからそうなるのよ!」

また女王メアは笑いだした。

直後、メアの真後ろにタマが現れた。


真っ赤な血で染まった大鎌を両腕で振り下ろす。

鎌が風を切る音で女王メアは気付くが、振り向いた瞬間

またしても女王メアは2つに割られた。

「なんで・・・・・・・」

タマは何も言わなかった。

・・・言えなかった。

タマは泣いていた。





燃える岩がテヌリーに直撃する瞬間、

チェリーはとっさに隣にいたタマを庇っていた。

爆炎と爆風でチェリーの体が次々と壊れていく中で

タマは消えていく3人を見ていた。

煙の中、タマの肩にチェリーの手の感触だけが残っていた。

笑い声が聞こえた・・・

タマの仲間は消えてしまった。

笑い声が降りてくる。

タマは仲間の元へ消えていきたいと願った。

笑い声が地上へ降り立った。

タマの体は消えていた。







タマは泣いていた。

女王メアの二方向からの目がこちらを見ている。

「時間慈悲にしとけば・・・良かった・・・・・」

また、わけの分からないことを言っている。

「・・・・うう・・・でもいいや・・・」

「マタネー・・・キットネー・・・」

そういうと女王メアの体は消えていった。

タマは真っ赤な鎌を持ち、突っ立っていた。




真っ黒い雲に覆われた世界。

なんで、こんな世界に・・・・


明日から誰と生きていけばいいのか。


タマはまた泣いた。





翌日、城から黒い影が飛び出しタマの元へ向かった。



湖の淵に、タマの腕と真っ赤に染まった大鎌だけが落ちていた。




遠く離れた所・・・

クインメーは小さな教会で祈り続けていた。

黒い影が教会の十字架とクインメーに絡み付いている。

「世界に平和がやってきますように」


「あと!もう怖い夢を見ませんように!!」







今、あなたが嘲笑う環境問題に取り組む心。

自分は何もしなくてもいいやと思っている黒い心の影。




今日、クインメーの見る夢は誰を消すのでしょうか・・・・




綺麗な笑い声が聞こえる。

コメント
この記事へのコメント
死んじゃった(●・ω・`)

2010/02/11(木) 22:55 | URL | ちぇりぃ #-[ 編集]
やっぱり慈悲は大事よね(*´∀`*)

てかリアルmeaとコルムmeaが混じってて読んでてすごいおもしろかった。・゚・(。つ∀≦。)・゚・。ギャハハ!

コルムのmeaの周りにいてくれる人たちもいっぱい出てきて読みながら妄想してみた(ノ∀`*)

真面目に読み始めたのに

良い声だった。

あwwいやいやw

恐ろしい事を言っていた。

から始まり終始爆笑((*´∀`))ケラケラ♪

あーもろmeaだ。。。って思って笑い止まらなかったよーw

人のブログ読んでこんなに笑ったの初めてだわ(ノ∀`*)
2010/02/11(木) 23:09 | URL | mea #EvmDRqhQ[ 編集]
>ちぇりぃ様(主演女優賞受賞)

うん。。。。でも、そんなちぇりぃも好きだ!

>みー(女性タレントアダルト部門入賞)

確かに書いててリアルも混じってたねwww
小悪魔っつうか悪魔だし!
クインメー目線で2ND出る予定だから待ってな!
それから笑いすぎよアナタ!
2010/02/12(金) 01:48 | URL | まる #-[ 編集]
ビチクソども!!でしばらく爆笑wwwww
続編とあわせて読破させていただきましたb
2010/02/12(金) 22:37 | URL | がっちゃん #-[ 編集]
>がちゃん

ビチグソ好きだったのか。
気づかなくてごめん!!!!
2010/02/13(土) 13:01 | URL | まる #-[ 編集]
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