そろそろ本気で終わりが見えてきたので少しでも繋がりを大切にしようと願う性騎士のブログです!
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長安では帝を擁立し、リカク・カクシによる2頭政治が行われていた。

だが、ソウソウの予期した通りに、お互いがお互いに信を置けずに

やがて疑心を抱くようになり、その闇から鬼を生み出した。


互いに兵を集め出し、カクには決して手を出すなと互いに言われたが

兵力は同じ。先手を打った方が勝つ。

互いに城外に陣を構えにらみ合うだけだったが、城内の居酒屋で酒の上の揉め事が起こったが

これがリカク軍・カクシ軍の兵だった為にこれが火種となり、再び都を焼く大戦争となった。


これなれば帝を先に捕らえたほうが勝ちだと互いに必死になって探した。

カクはこれを受け、付き合いきれんとばかりに野に下っていった。


帝は漢に忠誠を誓った側近に守られ隠れていたが、徹底的に探す両陣営の手は逃れようもなかった。


ソウソウは洛陽にまで進み様子を見ていたが、この争いを聞くと全軍を長安まで進めた。

この頃には武ではカトウトン・テンイ・キョチョ・ジョコウ・リテン・ウキン等の一騎当千の将が集まり

文ではジュンイク・テイイク・カクカ等の知略・政略に長けた人材が集まっていた。

また黄巾の残党を兵に取り入れ、徹底的に叩きなおした軍団も完成し、いまや10万を越す大軍団となっていた。


リカク・カクシの両軍団は疲れ果てるまで争い、そこをソウソウに一気に潰された。

残るは互いに1万ずつの兵だけとなり、急遽出てきたソウソウを面白いと思わず手を組んだが

勢いに乗るソウソウに瞬時に踏み潰された。


ソウソウは急いで帝を探し出して保護し、元トウタク配下を逆賊と呼び、長安付近の逆賊を一掃した。

オウインの政治も短かったがこの2頭政治もまた短い命であった。


ソウソウはこの功を帝に評され、丞相に着任し実質的な支配権を獲得した。

これを受けてから、都を長安から許昌に移した。

同時に、重要な官職は全てソウソウの身内で固めた。

こうしてソウソウによる都の政治が始まったが、かなりの力の入れようで、

民はこれまでの混乱から逃れられたとソウソウを称えた。


そこでソウソウは元トウタク軍、逆賊の一族郎党を皆殺しにした。


オウインはこれをしなかった。これが、リュウビであったとしてもしなかったであろう。

カンウであっても。ロショクであっても。

一族を残せば、必ず後の災いとなるのだ。

これを実行出来たからこそ、ソウソウの覇道の第一歩は成った。


リュウビはこれを聞いてほっとした。ようやく戦乱の世が終わるのだと安堵の表情を見せた。

しかし、同時にソウソウの行った1万人の首無し死体も思い出し、この後の動きに注目せざる終えなかった。


長安ではソウソウを始め、政務の改革を行っていたが、一区切りついた時、側近のテイイクと話していた。

「次は何を考えているのですか?」

ソウソウはずっと空を眺めていたが、そこに、この地に住む敵を描いていた。

・・・江南のソンケン。孫子の兵法を受け継ぐ由緒ある家柄だが、連合軍の先方を務めた折に味方の兵糧攻めに合い

撃沈した。恐れるまでもなかろう。であれば・・・

・・・幽州のエンショウ、宛のエンジュツ兄弟。これは兵力こそあれ互いに馬を貸す貸さぬでケンカをしているという。

手を組まれればやっかいだが、それはありえまい。でなければ・・・

・・・除州のトウケン。情に拘り過ぎていて戦を知らぬ。リュウビが入ったとて、リュウビこそ情の人間。恐るるに足らん。

それでもなければ、益州・・・いや、それもありえない。リュウエンは尊敬すべき人物だったが、今は亡く、その息子は

ただの阿呆である。

・・・ケイ州のリュウヒョウ。ただの本好きのジジイだ。相手にする価値も無い。


ここまで考え、人を見抜く力があれば通常の人間ならば手を緩めるであろうが、ソウソウは逆に燃えていた。

どこかに自分に敵対する大軍団があるかもしれない。

この猜疑心こそがソウソウの強みであった。


「テイイク、お主はワシの次にこの世に覇を唱えるとしたら誰が出ると思うか?」

「・・・まず、ありえますまい。ですが、あえて言うなれば、殿の次に兵力を持ったエンショウかと」

「やはりそう思うか。ワシもそれを考えていた」

「ですが、幽州は4代続く名門であり、その兵力は多大なものです。気を引き締めなければなりません」

「そうだな。エンショウを倒さなければ統一は出来ぬであろう・・・」


「ところで・・・」

「む」

「殿がここまで伸し上った姿。父上にお見せになってはいかがでしょうか」

「おお、そういえば久しく会っていなかった。使いを出してくれ」

「はっ」


ソウソウの父ソウスウは長安から除州の先にある所に住んでおり、これを実現するには除州を通る必要があった。

だが、互いに何の恨みもあるはずもなく、トウケンはこれを快く承諾した。

除州を通る際に、トウケン自らソウスウを持て成し、除州を抜けるまでは護衛の兵を付けて手厚く見送った。

ソウソウもこの報告を受けた時には「トウケン殿に借りを作ってしまったな」と上機嫌だった。

が、次にソウソウが受けた報告は天地をも引っ繰り返す大事件だった。


トウケンが護衛に付けた兵は元は黄巾族であった。

ソウスウを連れて歩いていたが、大雨となった際、寺を借りて休む事となった。

ソウスウとその従者50人あまりは寺の中で雨と寒さを防げたが、護衛兵達は外で震えていた。

やがて、トウケンに拾ってもらった恩も忘れ、ソウスウの持ってきた財宝に目が眩み

ソウスウを含め、皆殺しにすると財宝を奪い逃げていった。


これを聞いたソウソウは一人で、その寺に向かった。後ろにはカトウトンが慌ててくっついていった。

悲惨な現場を見たソウソウは震え続け、カコウトンを振り返ったその目には血の涙が滲んでいた。

「除州に10万の兵を向ける。官・軍・民を問わず、一人残らず殺せ」

そう言うとさっそうと引き返した。


この命令には殆どの将が辞退したが、カコウトンは何も言わずにこの軍を進めた。

許昌を出た軍は除州領域の小沛城を軽々と踏み倒し、除州城の手前まで一気に突き進んだ。

その間に殺された民や兵は10万を超えていた。


この虐殺の報を受けたトウケンはリュウビやビジクを含め会議を開いた。

その中では戦うという意見は一切出てこなかった。

カンウとチョウヒによって軍は鍛えられていたが、それでも精鋭は5000。雑兵を集めても1万にも

満たなかった。対してソウソウ軍は10万。しかも歴戦の強者である。

トウケンは、

「部下の不徳は、君主の不徳である。ワシが自らを縛り、ソウソウの所へ行こう」

と言うと、リュウビは断固反対した。

「それはなりません。ソウソウ殿は話の分かる人間です。私が説き伏せて見せましょう」

と言ったが、既に10万の虐殺。望みは薄かった。

「では、どうするか・・・」


結局、結論を迎えぬまま会議は終わってしまった。

ソウソウ軍も目に見えて突撃の準備をしていた。

カンウもチョウヒも武器を光らせ戦う姿勢を見せていたが、リュウビに

「絶対に手を出すな!」と言われ、ただただ城の上で遠目にソウソウ軍を眺めるだけだった。


が、当のリュウビの姿はどこにもなかった。

気がついたときには、除州の城門を開け、単騎で、しかも丸腰でソウソウ軍に向っていた。

ただ、矢を避けるために「除州食客・劉備」と書いた旗を掲げていた。


もはや除州の運命はリュウビ一人に委ねられた。


その姿を見たソウソウは「打ってはならぬ」と言い放った。

リュウビは直接、ソウソウのいる所へ向った。

すると馬を降り、ソウソウに頭を下げて挨拶をした。

「お久しぶりでございます。ソウソウどの」

ソウソウは馬から降りる事も無く、

「除州に居候したとは聞いていたが、未だにただ飯を食っているとはな!」

と吐き捨てた。

「丁寧に挨拶申しておりますのに、何ゆえ、声を荒げられるのですか」

「何ゆえだと!これが黙っていられるか!ワシは何も聞く耳は持たんぞ!」

「これは、トウケン殿が好意でやったことがただ裏目に出ただけにございます」

「だまれゲントク!!!ワシは聞く耳を持たんと言ったはずだ!トウケンの生き胆をこの手で

えぐり取るまでは兵を退かん!そこに居て騎馬隊に踏み潰されても知らんぞ!!」

「武士なれば剣で介抱を願います」

そう言うとリュウビはソウソウを背に除州城を仰いだ。

「黙れ!丸腰のお前を斬れるか!」

リュウビは返事をしなかった。

「本当に踏み潰されても知らんぞ!!!!」

「・・・」

「・・・この強情者め!!!!!!」

そう言い終えると、「者共!群議を開くぞ!」と言うとソウソウは去っていった。


そのリュウビを見て首を傾げながら巨体の男が近づいてきた。

「お前は不思議なヤツだな」

「おぉ、そなたはデカイのう。私の兄弟と良い勝負だ」

「そうかー?」

「あぁ、力もあることだろう」

「いや、虎と戦っている時に口から裂いて見たが腹までしか裂けなんだ」

「なんとまぁ。名を聞かせてくれるか」

「ワシはテンイと申す」

「そうかそうか」

等とやり取りをしていると、テンイは群議に呼ばれ去っていった。


雲一つ無い空だった。リュウビは説得も虚しくここで死ぬであろうと覚悟していた。

やがてソウソウ軍の動きが慌しくなりリュウビは目を瞑り姿勢を正した。

音が一層激しさを増した。


それが、いつまで経っても踏み潰される事無く時間は過ぎていった。

ややあってリュウビが目を開け、後ろを振り返るとソウソウ軍は消えていた。

キツネに摘まれた様な感じがしたが、除州城では歓声が起きていた。


ゲントクが夢見心地のまま除州城へ戻るとトウケンが駆けつけ手を握り感謝を伸べた。

だがソウソウはあくまで突撃の準備をしており、つじつまが合わない事を話すと

一同もただただ困惑するのみであった。


やがて物見から入った報によれば、ソウソウの居城である撲陽がリョフにより落とされたとの連絡が入った。

リュウビは、これはオウヒツが導いてくれたのだと、思っていた。


長安からリカク・カクシによって追われたリョフは目的も無く彷徨っていたが、チンキュウという男と出会い

意気投合し再起を計るための作戦を練って潜んでいた。

やがてソウソウが丞相に変わるとチンキュウはソウソウについての嫌な思い出を話し、それを受けたリョフは

打倒ソウソウを唱えるようになるのだった。


それはソウソウが連合軍を組む直前の話。

宮廷内でトウタクを倒す手立てを仲間と練っていたが、仲間の裏切りに合いソウソウは洛陽を追われた。

ソウソウの首には金1000を掛けられ、逃げても逃げても追われ続けた。

やがてソウソウは疲れ果てた所でチンキュウという将に捕らえられたが、チンキュウこそ漢王朝の臣であり

ソウソウと話合う内にソウソウを開放し共に逃げる事となった。

ソウソウの出身である撲陽を目指して逃げていたが心身共に疲れきったのでソウソウの親類にあたる者の所へ

立ち寄った。既にソウソウが賞金首になっている事は知っていたが、その親類のオヤジは匿ってくれた。

夜であったが、オヤジは酒を買ってくるといい、二人はようやく一息付けたところであった。

が、二人の部屋の外から刃物を研ぐ音が聞こえ、小声での、会話のやりとりを聞いた。

「どうやって殺すか」「縛って殺すのがよかろう」

これを聞いたソウソウとチンキュウは部屋を飛び出し、その家の者を皆殺しにした。

だが、すぐに早合点だと気付いた。そこには豚が繋がれていたのだ。ソウソウ達を持て成すための豚を

殺す方法を話していたのだった。「後悔しても仕方が無い」と二人はその家を出たが、すぐに

親類のオヤジに出くわした。「どこへ行くのだ?そろそろ豚料理も出来る頃であろう。酒もほれ!上物だ!」

というオヤジに対しソウソウは剣を抜き刺し殺した。チンキュウが咎めれば

「家の様子を見れば、通報するに決まっている!」と吐き捨て、チンキュウを振り返りながらさらに言った。

「ワシは欺くことはあっても、欺かれる事は許さんのだ!」そう言ったソウソウの目は怪しく輝いていた。

チンキュウは恐ろしくなりその場を離れた。



リョフも親殺しであったが、それには理由があった。

故に、自分も許せぬが、大した理由でも無く親類を殺したソウソウに怒りを覚えたのだった。


こうしてリョフに城を奪われたソウソウは仕方なく別の城へ移動し体勢を整えた。

リョフの軍にも頭の切れるチンキュウがいる事が分かり、兵力も5万だという。

うかつには手を出せない数字であった。もはや除州へ兵を向ける余裕は無かった。


こうしてリョフとソウソウは真っ向からぶつかったが、チンキュウの空城の計を受け

ソウソウ軍は大打撃を受け、ソウソウ自身も火傷を追った。これを助けるべくカコウトンは捨て身で

ソウソウを助けたが、その際、リョフ軍の矢を左目に受けてしまう。

矢が刺さったままで、後退した陣へソウソウを連れ帰り、ようやく左目の矢を抜くとそこには眼球がくっ付いていた。

だが、カコウトンはこれを「これこそ父の精、母の血。無駄には出来ん」そう言うと自分の眼球を丸呑みした。

そうして左目を失ったまま再度、戦地に赴き信じられない程の活躍を見せた。このカコウトンの活躍により

リョフ軍も押され、ソウソウ軍は安全に後退する事が出来た。


そして冬が訪れた。

ソウソウは怒り狂っていた。除州を踏み潰すどころか、逆に城を奪われあげくの果てに丞相になったというのに

都に帰れず、田舎の城で冬を越す事になったのだ。

だが、この時カクカの調べでリョフ軍の兵糧庫を見つけたのでこれを奪った。

兵糧も無く冬を越したリョフ軍は士気も下がり続け、同時に悪名高いリョフの下で働くのも嫌になり

兵は次々とソウソウの元へ降っていった。

これを機に撲陽に総攻撃をしかけ、リョフに奪われた城を全て取り返した。

リョフやチンキュウこそ討ちそこなったが、また元の落ち着きを取り戻すことが出来た。


「天下の平定には、まだまだ時間が掛かりそうだな」

と、やけに冷静なソウソウを見て、ソウソウ軍の諸将は不気味さと頼もしさを感じ取っていた。


この頃、除州ではトウケンが病に倒れていた。

例年に比べて異常なまでの寒気と、何よりもソウソウの父を部下が殺してしまった苦悩からだった。

リュウビ達も3日と空けずに顔を出していたが、日に日に体力は落ちていくのが目に見えて分かった。


あくる日、リュウビは物陰からトウケンの子らに呼ばれた。

いつになく深刻な様子であったが、二人は信じられないような事を告げた。

自分達は太守トウケンの実子である事は間違いないが、まだ若く知恵も無い為、太守に就く事を嫌がっている事。

どちらが跡を継いでも争いになる事は無かろうが、互いに力不足で民からの笑いものになるだろうという事。

リュウビは町を歩いているだけで民から声を掛けられ、除州での人気が高い事。

二人とも政治の勉強はしていても武辺に関しては空っぽであり、再びソウソウが攻めてきたら防げないという事。

何より、トウケンがリュウビに跡を継いで欲しいと願っている事。また、それを二人が納得している事。


それを聞き終わったリュウビは怒った。

「トウケン殿の実子でありながら、何と情けない!」

「ですが、本心なのです!どうか私共の願いを聞き入れ、父を安心させてやって下さい!」

「だまらっしゃい!!!」

そう言うとリュウビらしくもなく足音を立ててその場を去った。

リュウビにこのような事を受け入れる事は出来なかった。

確かに、本心で言えば子供2人はボンクラで、トウケンが倒れれば除州が危ない。かといって、それでは

乗っ取りになってしまう。義に拘るリュウビとしては決して納得は出来ない話だった。

子供2人はこれではダメかと内密にカンウにもチョウヒにも話しているようだった。


そうしている内にトウケンは昏睡状態となっていた。

唯一話す言葉は「リュウビどのは、まだ承諾してくださらんか」だけだった。

リュウビはそれを聞き、苦悩し、自分の部屋に閉じこもった。

トウケンの部屋にいるだけでトウケンを含め全員がリュウビに頭を下げ、除州を継げと言う。

妻のカンレイも初めて見るリュウビの様子に心を痛めていたが理由も知っているので何も言わなかった。


リュウビは窓を開けていると外からでも皆の声が聞こえてくる気がして閉じこもった。

すると、突然に一冊の本が落ちてきてロウソクに火がともった。本はロショクからもらった教本であった。

その無造作に開けたページは「尾生の信」の語りだった。

怪奇現象に驚いていたが、その「尾生の信」という話はリュウビも何度も読んでいたので頭に入っていた。


とある男女が橋の下で落ち合う約束をした。男(尾生)が先に着いて女を待っていたが、やがて大雨となった。

それでも男は待つ事はやめず大洪水の中、橋の下の柱に掴まって耐えていたが、やがて流され死んだ。


とされる話であった。

これをロショクは義と生は反する。と言い、義に拘っていては立身は出来ん。と

何度も・・・オウヒツを巡っての時にも言っていた。


これを思い出し、リュウビは目を覚ました。ロショクが死して尚、教えてくれたのだと思い込んだ。

そこにチョウヒが大慌てでやってきた。

「トウケン殿が!」

それを聞くとチョウヒを突き飛ばし全力でトウケンの元へ向った。

部屋の前でカンウは「もういかん」とばかりに首を横に振っていた。

トウケンの部屋に入り、リュウビはその手を握った。

「おお、来て下されたかリュウビどの・・」

握り返す力には全く力が入っていなかった。

「除州を、守って下さらんか・・・」と改めてトウケンは言った。


寝台の横では泣きながら2人の子供が「お願いします」と叫んでいる。

リュウビはさらにその手に力を込め、

「このリュウビ、力の限り、除州を守って見せます」

それを聞いたトウケンは笑ったかと思うとリュウビの手を力強く握り返した。百姓をしており

超人的な握力を誇るリュウビの手も砕けんばかりの力だった。

かと、思えばその手は力を無くし、トウケンは安らかな眠りに就いた。

ビケイやキョウテイのすすり泣く声がした。


こうしてリュウビは除州の太守を預かる形となった。


これを聞いたソウソウは

「龍が大海を得てしまったか・・・」と嘆いた。

こうして除州に兵を向ける事も出来ず、僅かながらリュウビに恐れを抱くようになった。


リュウビは喪も開けると、軍を3万を目標に拡大し、ビジクと協力しトウケンの子らに政治を教えながら

除州を治めた。

近くの小沛城はカンウに1万の兵を付け守らせた。またすぐ南にはカヒ城があったが長年放置されていた為

清掃を命じた。


こうして除州3城を納めるリュウビは、タクケンで3兄弟出発の折、馬と武具を借りた商人を城へ招き

借りた分の倍の金を差し出した。さらに多くの馬と武具が必要だと言うと、すぐに用意してくれた。

「商いが成功した事よりも、自分達の目に狂いが無かった事がどれだけ嬉しいか分かりません!」

そう言う商人達に護衛を付けてタクケンへ送った。


カンウもチョウヒもようやく、リュウビが城を得た事に感激した。


ようやくリュウビに輝かしい前途が開けたのだった。

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