そろそろ本気で終わりが見えてきたので少しでも繋がりを大切にしようと願う性騎士のブログです!
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むかーしむかし。

西暦170年・・・くらいw?の頃の中国のお話。


学校の歴史とかで学んだでしょう、

イン・シュウ・シン・カン・ズイ・トウ・・・・

だっけw?


そのカン、漢の時代。(だったと思うw)オトコの時代!って読めなくも無い。どうでもいいなw


そこで、朝廷の宮殿で一人の娘っこが生まれるわけです。

で、ドラマ大奥とかでもあるように跡継ぎ問題やら何やらで朝廷が荒れるわけですね。

しかもその子が生まれるちょっと前にも男も生まれているので、朝廷内はさぁ大変。


荒れに荒れて、子供から脱する娘っこを哀れに思い、心あるじっちゃんがその娘っこを遠くに行かせるわけです。

その朝廷では玉を抜いた男達が政権を握っていて、十人いたので十常侍(ジュウジョウジ)(漢字違うかもw)

と呼ばれていました。

そりゃもう酷いの何のって、悪政という悪政で賄賂が全てのドラマで言うまさに悪党でした。

でも権力には勝てないのはこの世の常で、朝廷に使える者から一般人まで地獄を見ていました。

農家の人も毎日、畑に行っても年貢を納められず、妻を売り、子を売り・・・

それでも払いきれず自分を売って年貢を納めるしかなかったのです。今って幸せネ。


そんな時代でも時は流れまして舞台が変わります。

タクケンという、昔の中国の北西の方でリュウビが鼻を垂らしていた頃。

リュウビの祖父であるリュウ・・・キ?まぁいいさw

祖父はいつもいつもリュウビに言っていました。

「お前は漢王朝の遠縁にあたる血筋を引く者なのだぞ!」

家庭内ならまだしも外に出てもこれを言いふらす。

リュウビの母は呆れていました。その証拠なんて何一つ無いのですから。

祖父にいくら「言うな!」と言っても言う事を聞きません。ボケちゃったのかしら♪

リュウビも子供心に、「自分が漢の末裔だったら・・・」なんて希望を持っていたけど

母の怒る様を見ているので、母側に付いていました。

母の手一つで育ててもらっているのですから。


そんな折、タクケンからほど近い幽州という所に、儒学やら兵法やらで有名なロショクという

先生が来るというのです。

しかも、弟子を募集する!なんて言うもんだから、リュウビの祖父はリュウビを行かせたがります。

「そんな路銀はありません!」なんて母に怒られてしょんぼりと出て行く祖父。


翌朝、祖父は大金を持って家に帰ってきます。

「なんなんですかこれは!!!」母が怒ります。

「土地を売ったんじゃ」

「先祖代々引き継いできたモノを勝手に・・・キイイイイ!!」

と、怒り狂う母を祖父は説得します。

リュウビも何かしら学びたいと早くも反抗期。

仕方無しにリュウビのお出かけを了承し、笑顔で見送る祖父と、精一杯のオシャレをさせた母。

二人の見送りを受けリュウビは幽州へ向けて旅立つのです。


さて、やってきました幽州、ロショクの学問所。

そこには弟子入り希望者がズラリと並んでいます。身なりも綺麗。

リュウビはオシャレといっても継ぎ接ぎだらけの服。

「こりゃぁダメだ・・・」とリュウビはマジで凹みます。


そこにロショクがやってきました。

「こんなに弟子はいらん。3人・・・いや、2人でいい。それぞれ今までにどんな本を

読んできたのか教えてくれ」

そして一人一人が答えていきます。中には難しい本の内容を暗唱する者までいる始末。

そしてリュウビの番。リュウビは何も言えませんでした。

ロショクが問いかけます。

「どうしたのだ?」

「・・・本を読んだ事がありません」

「なぜか?」

「・・・家が貧しいので余裕がありません。私の村にも本などありません」

瞬間、どっと笑いが込み上げました。

リュウビの家は母の筵(ござ的なもの)作りのみで生計を立てていました。

いつもその手伝いばかりをして生きいたのです。

ただ、リュウビはロショクの目をじっと見つめていました。

「ふむ・・・では次の者・・・」



「せっかく祖父が金を作り、母がオシャレさせてくれたのに・・・」

落ち込んでいるリュウビをよそに選定が続いていきます。


ですが、選ばれた2名にリュウビが入っていました。

もう一人は同じく本を読んだ事の無いリュウビと同じ年頃の男でした。

「剣術と馬術ばかりやってきました。本はこれから読みます」

「ふむ・・」


もう一人はコウソンサンといい、ちょっとヤンチャなBOYでした。

っていうか、何で読んできた本とか聞いたんだ?wって話よねw


二人はロショクの身の回りの世話から館の掃除から水汲みまでを行い、

雨の降った日等は、ロショクが本を開き二人は、それを必死で聞いていました。

ですが、コウソンサンもリュウビも書きません。ロショクが尋ねます。

「リュウビは何故、書きとめないのか?」

「紙が高価なので、使えません。頭で覚え忘れないようにしています。

そうすれば、紙を持ち歩く事も無いですし、無くす事もありません」

「そこらへんの儒学者に聞かせてやりたい言葉だな」

「照れ(*ノωノ)」

「コウソンサンは?」

「俺は文武両道だから、半分でいいと思うし、リュウビの口移しで覚えます」

「そうかそうか・・」


そうして学問や兵法を学んでいく日々はリュウビにとって掛け替えの無いモノになっていきます。


ある晴れた日の事、コウソンサンと撒き割りをしていて、しかめっ面でリュウビが見られています。

「お前、もっかいこの薪を割ってみろ」

「?」

言われるままに、薪を斧で縦に割るリュウビ。

「お前、全然だめだな」

「何がダメなのだ?」

「俺のを見ていろ!」

コウソンサンが薪を縦に割ります。

「ほらな」

「・・・・何が違うのだ?」

「お前のはただ力任せに切っているだけだ。断面がささくれている。が、俺は違う。気で割っている。

敵兵の頭を真っ二つに切り裂いているのだ」

見てみると、コウソンサンの薪は綺麗に割れていました。

「私も、そのようになれるだろうか・・・」

「訓練次第だな!が、心配するな。そんな俺も学問じゃお前に敵わん。お前に出来る事をやればいいのだ」


一日一日がリュウビに取って勉強で、楽しいものでしたが、やがてロショクが幽州を離れる事になりました。

分かれる際、コウソンサンから告られます。

「お前とは離れたくない。このまま北平(コウソンサンの住所)に来ないか?」

「いや、今は久しく会っていないママンと祖父がいるから置いては行けないんだ・・・」

「そうか・・・でも、いつか一緒に戦おう。俺が国を取り、お前が納めるんだ」

「あぁ」

そういって未来に希望溢れる二人の若者は幽州を離れるのでした。


それから家に戻ったリュウビは、別れ際にもらったロショクの教本を毎日のように読み返し、

母の手伝いをして生活していきます。



やがてリュウビは15歳になり元服を向かえ、字(あざな)をゲントクと名づけられました。

知ってる限り、正確には 劉(性)備(名)玄徳(字)で劉備玄徳となります。

何となく親しくなるに連れて→の字で呼ぶようになるような・・・感じですw


そしてロショクの元で学んでから5年が経ち、コウソウサンへの約束を果たすため

リュウビは北平へ向います。

便りでは、コウソンサンは城の主となり、結婚もしたという。


その時期は黄砂(砂嵐・・?)が吹き荒れる季節でした。

でもリュウビは普通の人よりも身長もあり体はデカイので、何とかなるだろうと思い

歩みを止めませんでした。


しかし、すぐに後悔に変わります。

視界も奪われ、前方からの強風に見舞われ、何よりも砂が体中にまとわりつきます。

リュウビの体でも一歩ずつ進むのがやっとでした。

「まさか、俺はこんな所で死ぬのかw」

そんな事を思いながらゆっくりと進んでいると、小さな塀に囲まれた寺があり

そこで風を凌ぐ事にしました。


リュウビが寺に入ると、ギョっとしました。先客がいたのです。

リュウビよりも一回り小さな男で、壁にもたれ小さくうずくまっていました。

壁の中にも砂と風が入ってくるので余裕は無く、何を言うわけでもなくリュウビは

その男の隣に座り込みました。

男はリュウビに気が付くも、全く相手にしない様子です。


しばらくしてリュウビが声を掛けました。

「大変な風だな。どこへ向っているのかな?」

「・・・・」

「見た目よりも幼い顔だな。年はいくつか?」

「・・・・」

「どうした?口が聞けないのか?」

「・・・・口を開くと、砂が入る」

「そうか、それは悪かった」

会話はそこで終わり二人はただうずくまって時を待ちました。

が、待てども待てども風は止まず、リュウビは朦朧としてきましたが、隣の子供はまだ耐えている。

これは負けるわけにはいかん。と気力を振り絞り耐えていると、やがて子供がリュウビに寄りかかるように

倒れてきました。しかし寝息を立てている。

その様子を見守りながらリュウビも気を張っていたが、やがてその子供の体温と相まって眠りに付くのでした。



目を覚ますと、そこは天国に変わっていました。

雲一つ無い空。温かくゆっくりと吹く風。そして天使のような歌声。

あぁ、人は死ぬとこんな世界を見るのだったな・・・

などとトリップしていると、はっと我に返ります。


隣には既に子供の姿は無く、青い空が広がっている。

そして綺麗な女の歌声が聞こえてくるのです。


リュウビは起き上がり寺の外へ出ると、一台の馬車が止まっているのです。

その中にいる女性が歌っているようでした。

リュウビはズッコーン!と一目ぼれに近い感情を抱きましたが、それを振り払うように

馬が走り、近寄ってくる音がする。


「姫!素性の分からぬ者と話してはいけません!」

なんて言ったかと思えば、リュウビに向い「何者か!」と怒鳴りつけます。

そこでコウソンサンの元に向う事と名前を言うと、その馬上の男はリュウビが尋ねてくるのを知っている様子でした。

コウソンサンの配下のようです。

ただ、今は馬車を城に送り届ける任務を受けているからと、馬車を引き去って行った。

リュウビは馬車の荷台にいる女性をずっと眺めていた。

女性も同じくリュウビをずっと見ていた。


色んな妄想と戦いながらリュウビは、その場に座り込んでしまった。


やがて、遠くから「おーい」という声が聞こえてくる。

「おーい!備ー!」

裸馬を引き連れたコウソンサンだった。

「おお、よく来てくれたな!」

「あぁ、死ぬかと思ったがw」

「字は玄徳だと?」

「あぁ。お主は?」

「ハクケイだ!」

「ハクケイ!」

「玄徳!」

そういって抱き合い、そのままホテルに・・・・なんてw

「玄徳、馬は乗れるか?」

「あぁ」

「じゃあ付いてきてくれ。城はすぐそこだ」


三国志の舞台でもあんまり照明の当たらない遥か北東の地だが、質の良い馬が多く飼われる事で有名だった。

城も町も活気があり、田舎の村しか知らないリュウビには新鮮だった。

リュウビはそこでコウソンサンから武芸を習った。

剣術、馬術、弓術。

とりわけ弓術は上達が早く、コウソンサンは舌を巻いていた。

「弓はお前のようにまったりとした人間に向いているのかもしれんな!」

「はは、よく言われる」

「ところで玄徳、お前に武芸を教える代わりに一つお願いがあるのだ」

「?」

「俺の家来に学問を教えてやってほしいのだ」

「あぁ、出来る限りの事はやろう」

「家来といっても二人だが、一人はもうあの寺で会っているだろう」

「おお、ハクケイの下にいるものだったのか」

「あれは強い男になる」

「私もそう思う。年下とは思えない肝を持っている」

「そうだろう。名前はチョウウン。字はもう決めてある。竜の子、子竜だ。それともう一人は・・・

実は女だ。これも寺で会っているだろう。名前はヨウセンという。まぁ、適当に教えてやってくれ」

「わかった」


リュウビが教えられるのはロショクから教わった事と、もらった教本だけだが、精一杯伝えた。

伝える事で、新たに自身も学んだ。

とりわけチョウウンは覚えが早く、将来が楽しみな若者だった。

ヨウセンも同じく励んでいた。


この頃だと、男女7歳にしてナンタラwwwという言葉があり、男女は分けるべき。

的な認識があった。お互いに意識せよ!と。

その為、リュウビはヨウセンが部屋にいる間は真冬でも窓を全開に開け放った。


そこで変化が起き始めていた。

特に・・・ヨウセンからの視線が段々と生徒から恋人のような視線に変わってきていた。

リュウビが剣の稽古などをしていて、木陰に気配を感じ振り返るとヨウセンがいた・・・

そんな事が何度となくあった。


雪の降るような寒い日、ヨウセンだけが学びに来ていた為、やはり窓を開けるとヨウセンが言った。

「リュウビ先生は寒くないのですか?」

「私は寒くは無い。ヨウセンは平気か?」

「・・・・・」

もうポケ~っとなってしまっていて、寒いどころか熱そうだった。


かつてロショクの元で学んでいた頃も、何かに集中している時は寒さなど忘れたものだった。


やがて時が経ちリュウビも24歳になった頃、突然に身の内から湧き出る好奇心にも似た

野望が目覚めた。

武芸も一通り覚え、チョウウンにも教えられる事は教えつくした事も重なっていた。


だが、ヨウセンへの思いも募り別れがたかったが・・・


それでも大志を抱いたリュウビはコウソンサンに城を出る事を告げた。

コウソンサンも引き止めたかったが、一国の主として、また親友としてリュウビを止める理由は

見つけられなかった。


「なら今夜は盛大に宴を執り行おう」



そして夜ー。

これまでに無い贅沢な食事や酒に酔ったリュウビは酔い覚ましにと、外へ出た。

綺麗な星空の夜だった。

そこへ、いつもの気配がして、その方向を見ればヨウセンだった。

押さえ切れんばかりにヨウセンはリュウビの手を取り語りだした。

「実は私の名前はヨウセンではありません。オウヒツといいます」

「・・・・・」

リュウビも学問を学んでから漢王朝についても学んでいた為、オウヒツという名前に驚いた。

だが、同時に素性を隠し都から離れて暮らさなければならないオウヒツを哀れに思った。

権力争いから、殺されるのを避けるためにここへ連れてこられたのだ。

「玄徳さま、離れたくありません・・・!」

リュウビは力いっぱいに抱きしめ、必ず迎えに来ると誓い、その場を離れた。

初めて触れた女性の感覚に陶酔する時だが、それ以上に今の漢王朝が許せなくなっていた。


翌朝、コウソンサンとチョウウンに見送られリュウビは北平を後にした。

ヨウセンの姿を探そうと挙動不審になるが、悟られまいと必死に押し隠した。



その足で都の方へ向おうとも思ったが、ちょっとビビリが入ってタクケンの方へ自然と

足が向いていた。

そこでタクケンの村に入った所で人だかりが出来ていた。

何やら高札(立てる回覧板みたいなw)がでているのである。

村の連中はあつまってはいるが、字は読めない。

リュウビがヌっと覗き、内容を読み上げた。

「黄巾党(コウキントウ)を討伐するにあたり、募兵する」


黄巾党というのは、チョウカクというものが立ち上げた集団である。

チョウカクは腐敗した朝廷に抗おうと、善意から、集団を作り朝廷に挑もうとする勇気ある男だったが

朝廷からの反撃に合い、叶わぬと見て、逆に村を襲い生計を立てる盗賊のような集団に変わってしまった。

その集団の特徴として、その名の通り黄色い頭巾を被った集団なので黄巾党と呼ばれるようになった。

黄巾党に入れば一飯にありつける。それだけの理由で黄巾党に入る者が後を絶たなかった。

それだけ酷い時代だったのだ。

ただ、無抵抗の者も殺し金品・食料をありったけ奪い勢力を拡大していった為、朝廷から討伐礼が出されたのだ。


リュウビをそれを読み上げると、考えた。

黄巾党も許せないが、朝廷も許せない・・・。どうしたものか・・・。

リュウビは大きな溜息を付いた。


すると、「ゴルァアアアアアアアアア!」と地響きのような大声が聞こえた。

「貴様、この高札を見て溜息を付くとは何事か!!!!」

声の方を見ると、人々よりも抜きん出て体の大きなリュウビよりもさらに大きい大男だった。

筋肉質な体にヒゲだらけの顔。さらに視線だけで人を殺しそうな大きな目。

だが、リュウビは臆する事もなくあしらった。

「あぁ、すまない。私はこういったものには興味は無いのだ」

それを聞くとそのヒゲ男はさらに声を荒げた。

「なんだと!貴様のような体の大きな男がこの一大事に働かないで何とする!!!」

「だから興味が・・・」

と言おうとするとヒゲ男はさらに大声を出した。

「ああ!お前は皇室の親戚のリュウビじゃないか!?」

「・・・・」

リュウビは絶句した。

祖父があちこちで言いふらしているせいで、とうとう村に入った所でもこのように言われてしまうのだった。

「いや、それは虚言だ。私には関係ない」

「いやいやいやいや!その顔つき!間違いない!これも何かの縁だ!ちょっと飲みながら話そうぜ!」

「だから私には全く関係が無いことだ」

「いや!俺は認めんぞ!いいから、まずは酒だ!男なら酒を飲んで語れ!!」

「だから・・・」

などと言い合いをしていると、また変な男が割って入ってきた。

「なんだ貴行ら、酒を飲むならワシを混ぜてくれんか!」

「なんじゃああお前は!」

「いや、遠くから豪族に追われ逃げている所でな、とうとう金が底を付いたのだ。飯は食わんでもいいが、

酒が無いのは辛い。どうだ、今、ワシに酒をおごれば天下を取った際には大将軍にでもしてやるぞ!」

「なんじゃあああ」

その男はヒゲ男よりもさらに大きかった。アゴには腹まで届くヒゲを備えている。

「私は帰る」

リュウビはそう言い、その場を離れようとするとアゴヒゲに腕を掴まれた。

力一杯振り払おうとするも全く通じなかった。

「そら、酒屋のばあさんが呼んでるぞ!参ろう参ろう」

「な・・・」

ヒゲ男も呆気に取られていたが、アゴヒゲの只者では無い空気を察しついていった。


「ばあさん!濁りでいい!タルでよこせ!」


妙な空気になりながらも、ダブルヒゲコンビは酒をかっ喰らう。

「なんだ、貴行、飲まないのか?」

とアゴヒゲに言われる。


ヒゲ男はともかく、アゴヒゲにはリュウビも興味があった。

服は無理やりに落とした返り血色にそまっており、鋭い目つきのアゴヒゲ。

それが、このようなひょうきんな性格を持っているのだ。


「いや、頂こう・・・」

リュウビもついに杯を手にした。


それぞれが名を名乗り、身の上話などを話し出した。

ヒゲ男はチョウヒという。元々、酒屋だったのだが、早くに家族が他界し酒屋を継いでも

税金を取られるだけなので、家にある酒を全て飲み付くし、武芸だけを行ってきたという。

単純な男のようだが、素直な若者で、どこか愛すべき稚気を持っていた。


アゴヒゲはとある豪族の元で働いていたが、豪族の行いに腹を立て逃げ出してきたという。

返り血は追っ手を切り殺してきたものだという。

名はカンウ、字はウンチョウという。

人の話を真面目に聞き、場の空気をまとめるのが旨い男だった。また、動きの一つ一つに無駄が無かった。

さらに文武に通じており、酒の飲み方、話し方といい、非常に面白い男であった。


リュウビはすっかり二人を気に入ってしまい、話し込んだ。


やがて話題が高札の黄巾党討伐になり、非道な行いに怒りの空気が漂っていた。

そんな折、カンウが叫んだ。

「こうなれば、我ら三人で力を合わせて仕官しないか?チョウヒは力がありそうだし、

リュウビどのは考えが深そうだ。ワシはまぁ・・・酒だけは強い。我我が力を合わせれば

一国くらいワケ無く取れるぞ!」

チョウヒがそれに答える。

「おお。もう力を合わせるだけじゃ気がすまんわい!こうなれば我ら兄弟となって団結しようじゃないか!」


リュウビは酔いながらも真面目に考えていた。

この二人となら、黄巾党を・・・まして腐った朝廷を正し・・・オウヒツを・・・・


「おお!」

気が付くとリュウビは同意していた。


カンウがまた叫ぶ。

「こりゃめでたい!ばあさん!酒だ!追加だ!」

「もう、さっきので最後だよ!どんだけ飲むんだアンタラ!」

「なんだとお!」


そこにチョウヒが

「もう酒が無いなら仕方ないわい!ワシの家に来るといい。少しの酒ならあるぞ!」


こうして酒屋で飲み付くし、チョウヒの家でもさらに飲んだ。



ふとリュウビは目を覚ますと、隣ではチョウヒが大きなイビキをかいて寝ていた。

・・・

目を覚ましたのはこの五月蝿さかもしれない。

でも、気持ちの良い男だ。


リュウビを挟んで反対側にはカンウが剣を抱えたまま寝息も立てずに寝ている。

恐らく、追っ手から逃げている内にこのような寝方を覚えたのだろう。

学もあり、隙の無い動きは恐るべき男と見て間違いないだろう。


「しかし・・・・」


リュウビは思い出していた。酒の上とはいえ、兄弟になると誓ったのだ。

つまり、ただの仲間では無く、それ以上の思いで繋がる事になる。

「本当にこれで良いのか・・・」

「ただ、男子たるもの一度決めた約束は守るべきであろう。必ず黄巾党を討伐し朝廷を正すのだ!」

そう考えが落ち着くと、再び深い眠りに入った。



次に起こされたのはチョウヒのバカデカイ声だった。

「いつまで寝てるんだ兄貴達!」

この時リュウビが24歳、カンウが23歳、チョウヒは17歳だった。

「ほら、着物を用意したぞ!近所の連中も俺達の式を手伝ってくれている。さっさと起きるんだ!

ただ、着物は玄徳の兄貴には大き過ぎるかもしれんし、雲長(ウンチョウ)の兄貴には短か過ぎるかもしれん。

まぁ、我慢してくれ。それから雲長の兄貴のヒゲ!むさ苦しい!これで磨いておけ!」

と、鶏卵を置いていった。

「ガラにもなく気が利くやつだ」

カンウが笑いながら言った。


3人の義兄弟の式は大きな桃の木の下で行われた。

質素な料理と、やはり酒が用意されており、チョウヒの親族と思える人達に囲まれて執り行われた。


「我ら3人、生まれた日は違えども、願わくば同じ日に死ねるように」


式も一段落した頃、チョウヒが改まって言い出した。

「これで兄貴は本当に俺の兄貴になった。そこでお願いがあるんだが、俺は早くに身内が死んだので

字が無いのだ。どうか兄貴に名づけ親になってほしい」

リュウビが答える。

「おお、喜んで名づけよう。だが、何と付けたものか・・・」

と戸惑っていると、カンウが横から

「ワシとチョウヒは兄貴の両翼だ。だから一文字もらうぞ」

そういうと、玄徳の徳と、両翼の翼から、翼徳(ヨクトク)と紙に達筆な字で書き記した。

チョウヒはその紙を受け取ると大粒の涙を流して感激し、先祖の霊廟に飾った。


これは小さな田舎の、小さな村で起こった出来事だが、この3人の功績から、後の世まで伝えられる


桃園の誓い


と呼ばれるようになったのである。






と、ここまで頑張ってみたけどさ・・・・

これ、蜀が終わるまで書いたら、何年掛かるんだwwwwwwwwww

どんだけよwww


もう・・・諦めムードwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

とりあえずオヤスミwwwwwwwwwwwwzzzzzzzzzzzzzzzzzzz


zzzz
コメント
この記事へのコメント
おいおいおいおい!!三国志といったら俺の出番だろ!!

兄貴が書いた文のちょっとした補足。劉備達三人がどうやって兄と弟を決めたか、について。
兄と弟を決める際に張飛が、大きな木に飛びついて一番高かった奴が一番上だ!といって、兄になりたかった張飛は一番上に、割とどうでもよかった関羽は真ん中に、劉備は一番下に。
これで張飛が、俺が一番上だな!といったところ、劉備が、木というのは下から上に向かって生えるもの、従って、一番下こそが年をとっている、といって劉備が一番兄貴になったとさ。
あと、桃園の誓いは、実は正史だとなかったらしい。
そしてさらに、今でこそ三国志=劉備が主人公ってなってるけど、本当の三国志は曹操なのだ。詳しい理由は・・・これ以上書くとえらい長くなるから、またいつか気が向いた時にでもw
2011/04/15(金) 03:30 | URL | 冷麺 #-[ 編集]
>冷麺

しるかっつーのwww

言ったろ!俺はチョンビソクちゃんの話以外は認めない!!!と!

まぁ、主人公が劉備なのは・・・物語的に主人公っぽい!ってだけだろうね・・・。

しかし、マジで疲れたぜwww

何か・・・寝てないもんwww
2011/04/15(金) 22:44 | URL | まる #-[ 編集]
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